消化器の病気は、口から肛門までの消化管と膵臓、肝臓、胆嚢も含まれます。当院では主に上部消化管電子内視鏡を用いて早期胃癌の発見と胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎の加療を積極的に行なっております。
胃部不快感と下痢症状で内視鏡をしました、十二指腸の入り口に潰瘍を2ヶ所認めます。
また黒い所は点状出血で炎症も認め、胃の生検にてピロリ菌陽性でした。胃部不快症状の有る方は一度は胃カメラ検査をすると良いでしょう。
皆様の親戚、御友人の中にも胃癌で胃を切った方がいらっしゃると思います、決してめずらしい病気ではありません。
40歳~70歳に多く60歳代にピ-クが有り、男性に多く若年者では女性に多い傾向があります。上腹部の気になる症状がある方は当院で内視鏡検査を御受け下さい。
また膵臓、胆嚢は症状を現さないので注意が必要です、上腹部の症状がある方は年齢に関係なく胃カメラだけではなく血液検査、腹部超音波検査が必要です。
肝臓に関しては近年報じられているように肝炎を否定する事が必要です、健康診断などでGOT、GPTの値に異常がある方は御酒を飲むからだろうと軽く見ている方が多いと思いますが一度は肝炎のチエックが必要です。
当院では常に患者さんの健康維持を目標に相談に応じております。「こんな事を言ったらすぐに検査になる」と思い症状を言わない患者さんがいらっしやいますが、当院では十分な説明のもと検査か、経過観察か判断し治療を施行しておりますので何でもお話しになって下さい。